2009年11月12日木曜日

錦秋に燃える

錦秋に燃える

その秋は、白樺の奥で燃えていた。

 自然林に透ける錦秋の風景である。澄んだ美しさには自然のもつ官能性を感じる。 できれば、今すぐにでも、この
情景を画布の上に定着させ、永遠に留めておきたいと想った。絵になる風景とは、まさに、この様な風景のことを云うのである。

 そろそろ山の紅葉も終焉となる。枝は葉を落とし冬枯れの風景へと姿を変える。そして、高度を下げて強さを失った太陽の光と哀愁が山全体を包み込むのである。

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