2009年4月14日火曜日

巨木とモデルバーン

巨木とモデルバーン

 北大札幌キャンパスの北端にある巨木と日本最古の洋風畜舎郡。

 ここ、札幌農学校第2農場は、あのクラーク博士の構想に基づき酪農畜舎と関連施設を並べた実践農場であった。園芸学、植物学、鉱物学の専門家である彼は日本の為に海外の先進技術の多くを教えてくれた。

 それにしても牧歌的で素敵な風景である。この聖域に足を踏み入れた者は、どこか懐かしく優しい感覚を覚えるに違いない。

2009年4月7日火曜日

ディオニュソスの耳

ディオニュソスの耳

その耳はシチリアの石切り場にあった。 別名、ロバの耳とも呼ばれている人工洞窟である。この一帯は薄茶色のシチリア石灰岩が広がり、この穴はその石灰岩を採石するために開けられたものである。 この洞窟は反響効果が高く観光客も多く訪れる。

 昨日、イタリア中部でマグニチュード6.3 の地震があった。 多数の犠牲者と中世時代の石造建築物の多くが被害を受けているようだ。この石切り場も17世紀の地震で大きく崩れ、その後この場所は「天国の石切り場」 という名前で呼ばれるようになった。
今回の犠牲者のご冥福を祈る。

2009年4月2日木曜日

トルコの秘境カッパドキア

トルコの秘境カッパドキア

 カッパドキアで一番美しいローズバレー。
黄昏色の夕陽がこの台地を包む・・ その瞬間が最も美しい。

 鮮新世後期の火山活動で噴出した溶岩と凝灰岩がその後の侵食により削られてこのような風景ができあがった。 種類の違う岩石の侵食速度の違いが奇観を作ることになる。場所によっては黒い玄武岩と白い凝灰岩の違いがはっきり確認でき、きのこの様な岩が残っているところがある。これは上層部の玄武岩より下層部の凝灰岩の侵食が速く進んだためこのような奇岩になったものである。

 キリスト教の修道士はわざとこの不毛の地を修行の場所に選び、その後、ここの洞穴隠者はビザンティン帝国の主流となっていった。修道士という言葉はビザンティン帝国において始まったのである。そして、この乾燥しきった台地も、冬には雪に埋るのである。

2009年4月1日水曜日

おとぎの国アルベロベッロ

おとぎの国アルベロベッロ

 そこには円錐形の屋根を持つ白壁の家が密集していた。
この南イタリアの愛らしい家は 「トゥルッリ」 と呼ばれている。壁は石灰岩を積み重ねた上に漆喰を塗り、屋根は適当な大きさの石灰岩を積み重ねて仕上げている。 アルベロベッロのあるムルジア台地は主に石灰岩で構成されている。この土地の人々は簡単に手に入る材料でこの様な独創的な建築を生み出した。 この様な建築物を眺めていると、日本が森林王国であることを再認識させられる。我々の国土は、3分の2が森林なのだ...