2009年9月28日月曜日

兵庫最南端の島、沼島

兵庫最南端の島、沼島

 兵庫県下で唯一、西南日本外帯に属している場所、それが沼島である。この沼島と淡路島の間には中央構造線が走っており、この島に足を踏み入れると外帯の三波川変成帯に来たことを、はっきり認識することができる。地質は緑色・泥質・紅簾石・緑閃片岩で構成され、民家の塀などにもこれらの色彩豊かな結晶片岩が使われている。

 この沼島南岸の風景は地中海に浮かぶカプリ島のファラリョーニと重なる。白亜の変成を受けたこの海岸から遥か太平洋を望むとき、太古から吹く悠久の風を感じずにはいられない。

2009年9月19日土曜日

地球と生命の進化

地球と生命の進化

 低気圧通過後の夕景を眺めながら地球と生命の歴史を振り返ってみた。
初期の原始地球はマグマオーシャンであったと考えられる。高温に溶けた地球が冷える過程で地表に雨が降り注ぎ海と生命が誕生した。次に、プレート運動が始まり外核の対流が激しくなったことで磁場が生まれた。有害な宇宙線の影響を受けなくなった生物は浅い海に進出。その後、光合成生物が出現し、大気中に大量の酸素を放出した。酸素濃度が上がるとオゾン層が形成され、生物は陸上へと進出することができた。

 地球環境の変化が生物に影響をあたえ、生物もまた地球環境に影響をあたえながら進化をしてきた。そして、この関係は永遠に続くのである。

2009年9月8日火曜日

岡山の隆起準平原

岡山の隆起準平原

 遠方の吉備高原を望む風景である。 岡山県の中央部にはこのような低い台地上の山地が多く、この吉備高原もその一つである。このような地形は隆起準平原と呼ばれており、以前は標高の高い山地であったところが侵食されて平原状になり、そのあとでさらに台地が隆起してできた地形である。このような地形では基底面の標高が高いところほど古い地層となっている。

 岡山県の地形は、北の中国山地から南の瀬戸内海まで階段状に低くなっており、中国脊梁山地からこの中央部の吉備高原山地そして瀬戸内海沿岸山地へと段階的に標高を下げている。

 このあたりを車で走らせると、いつも穏やかな気分になる。それは、この嫋やかな平原台地の存在があるから、そう感じるのである。