兵庫最南端の島、沼島兵庫県下で唯一、西南日本外帯に属している場所、それが沼島である。この沼島と淡路島の間には中央構造線が走っており、この島に足を踏み入れると外帯の三波川変成帯に来たことを、はっきり認識することができる。地質は緑色・泥質・紅簾石・緑閃片岩で構成され、民家の塀などにもこれらの色彩豊かな結晶片岩が使われている。
この沼島南岸の風景は地中海に浮かぶカプリ島のファラリョーニと重なる。白亜の変成を受けたこの海岸から遥か太平洋を望むとき、太古から吹く悠久の風を感じずにはいられない。
Geological survey ・ Natural search