2009年10月22日木曜日

マグマの杭、橋杭岩

マグマの杭、橋杭岩

 本州最南端に立ち並ぶ貫入溶岩、橋杭岩。南紀串本町の海岸を走っていると突然目に飛び込んでくる奇岩がある。杭のような岩が南の沖合いまで一直線に立ち並んでいる。この不思議な景観は今から1400万年前の火山活動によってできた。泥岩地層の隙間に地下から石英斑岩が貫入し、その後の差別侵食により泥岩が速く侵食され、石英斑岩だけが取り残されたというわけである。

 南紀の海岸ロードではフェニックスが出迎えてくれる。海岸にはダイナミックな岩礁、その少し沖には南海トラフ、その上には青い空と輝く太陽、そして、その先には遥か太平洋。 そう、もうそれ以外、何もないのだ・・

2009年10月19日月曜日

地球深部探査船「ちきゅう」

地球深部探査船「ちきゅう」

 ライザー掘削技術を科学研究用に初
めて導入した地球深部探査船ちきゅう。海底下7,000mを掘削できる能力を持ち
現時点では世界最高の掘削船である。船体中央の掘削やぐらはデリックと呼ばれており、船底からの高さは30階建てのビルに相当する。 最近の活動としては統合国際掘削計画(IODP)の主力船として活躍し、今回の南海トラフ掘削計画ではプレート境界部の赤色泥岩と玄武岩の採取に成功。 同時に海底下の地下水脈の存在も確認している。

 海洋国である日本が世界に誇る船。今後の活躍と調査報告に期待したい。

2009年10月13日火曜日

村岡層のタービタイト

村岡層のタービタイト

 北但層群村岡層の砂岩泥岩互層。別名、タービタイトとも呼ばれている。海底に堆積した泥の上に時々発生する混濁流によって運ばれてきた砂が堆積してこの様な互層ができる。 この地層では黒い泥岩層の全体に亀裂が生じて細かいチップ状態に風化しているのが確認できる。完全に乾燥した地層では、泥岩より砂岩の方が風化に強いのである。

 フィールドに飛び出して自分の眼で自然の状態を観察すること。それが
自然を理解する近道なのである。

2009年10月6日火曜日

白亜紀の堆積地層

白亜紀の堆積地層

 中生代白亜紀の地層を削る篠山川。この赤茶けた地層は篠山層群と呼ばれ白亜紀前期の内陸湖に堆積した地層と考えられている。地質は泥岩や礫岩を含む堆積地層になっており、この泥岩層からは国内最大級の恐竜化石も発掘されている。竜脚類に属するこの草食恐竜は丹波竜 という名で呼ばれている。

 西日本一帯に広がっていたと考えられるこの淡水湖のほとりに大型恐竜が生息していたことは、ほぼ確実である。白亜紀の生物を化石として現代に伝えてくれた堆積岩に感謝しなければ・・