2009年8月5日水曜日

地質学的時間の考察

地質学的時間の考察

 集中豪雨後の兵庫県中流域を流れる市川の様子である。
堆積地層は数千年に一度しか起こらないような大洪水や地滑りの土砂により形成され、数時間や数日という短い時間で地層ができる。地質学的な見方をすれば、まさに「瞬間」の現象ということになる。

 我々が普段生活している穏やかな日常時間では地層が生まれない。ごく稀な自然現象が起きたときに物質的な地層が堆積することになる。一方、時間的にみると地層と地層の間にこそ日常の長い時間が隠れていることになる。

 つまり、地層をみるときには非日常の瞬間的に堆積した物質をみていることになり、日常の様子は見えてこないのである。地層を調べるときには、このことに最大の注意を払う必要があるのだ。

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